2007.08.05 Sunday
ものに宿るもの
いろいろと雑事が収まってきたところで、クマの知人から家庭教師を頼まれて、お引き受けしました。話を聞いて、お金持ちだろうとは思っていましたが、やっぱり、収入とか交遊関係とか、雲の上のおうちのようでした。
でも税金のこととか、お仕事のこととか、庶民以上に心をくだかなくちゃいけないこともたくさん。お金持ちって思っていた以上に大変なのですね。 それで、今日はとてもすごいものを見せていただいちゃいました。 3ctはあろうかという立て爪一粒ダイヤの指輪。 家庭の普通の灯りの下でも存在感大なキラキラ。 でも、なんだかはかない、不思議な感じ。 使ったものには使った人の思いとか、そのときの感情が残ると言う人もいますが、どうなんだろうね?たとえば、幸せな状況で手放されたものにはその幸せが、反対に心残りがあればその念が、ものに宿るというけれど、そんなことがあるのかな。 聞けば、見せていただいた指輪は教え子のおばあちゃまがひとから譲り受けたもの。指輪のもとの持ち主は芸者さんだったそうだけど、ある年齢にある病気でなくなったのだそう。そしておばあちゃまもその人と同じお年のときに同じ病気で急死なさったそうで、イワクつきの指輪というヤツです。 お母さまは「石は思いを宿すから」とおっしゃって、今は塩でお清めして、絶対に指にははめないように、仕舞っているんだって。「いずれは質に流そうかと思ってるんだけど……」これは、それでいいのかな?縁があって手に取ってくれる人のところにいけば、少しは思いも晴れるのかな。 なんだか悲しい気持ちになって、興味本位で見せていただいたことを、ちょっと後悔していたりします。 |


